うめきたで関西から日本を盛り上げるボトムアッププロジェクト (仮名)

産学官民を問わず色々な人がつながる起死回生のボトムアップ文化形成を楽しく実現します。

最新情報

プロジェクトは2024年の秋から開始しますが、その前の9月18日に大阪駅のちょっと南でプレ会を実施します( プレ会のチラシ )。 内容はもちろん食事もリーガロイヤル直営のレストランでフリードリンクなのでイイ感じだと思いますから是非! 参加登録はこちらから(登録締め切りは9月10日正午です!): https://forms.gle/PYK1pyronYU36bkQ9

概要

うめきた(JR大阪駅北側)で 恒常的な月一の活動 等を通して、産学官民(というか単に色んな人)が一体となったボトムアップ文化形成を楽しく実現します。


産学官民を問わず色々な人が緩くつながることは、各個人にとって良いのはもちろんのこと、 それによるボトムアップ文化形成を通して、日本の問題を解決する起死回生の一手だと考えます。 ボトムアップですので、参加する皆様が一人称として、何をするかを決めるプロジェクトです。 所属とは無関係に個人としてでも、所属を背負ったうえででも、 いずれにしてもたぶん楽しく利益もあると思いますので、是非、ご参加くださいませ。


事務局は国立の脳情報通信融合研究センター(CiNet)と大阪大学 社会技術共創研究センター(ELSI)の有志が担当します。

  • CiNet(シーネット)は脳情報科学により知的機能をもつ先端技術を開発する我が国の代表的研究センターです。 脳やAIの研究は、人間とは何か、幸せとは何か、価値とは何か、という私達人間の本質に直接的に迫るものであり、 文理や産学官民を問わず、学術的にも経済的にもホットな分野でもあります。 (→ リンク
  • 大阪大学 社会技術共創研究センター、通称ELSI(エルシー)センターは、 新規科学技術の倫理的・法的・社会的課題(ELSI: Ethical, Legal and Social Issues)に関する 総合的かつ学際的な研究・実践組織として、大阪大学に設置された研究センターです。 ELSIはイノベーションに必須な概念です。 (→ リンク

  • 活動内容

    要するに当事務局が、月に一回程度「何かをする」労力を提供します。 そこで「何をするのか」を、皆で考える、というプロジェクトです。 つまり、この「皆」は主催者(ブレイン)に相当します(皆の中に、当事務局も混ぜてください)。 この際、皆には、各々が良いと思える、楽しい方向で議論してもらいたいです。 このように「何をするのか」は皆で決めていくものですので常に未定ですが、例えば、以下のようなものが考えられます。

  • ご参加者がかかわる既存の活動を盛り上げたりどこかで宣伝したりする
  • いろんな大学の共創担当者(+少数の「学」以外の方)に集まっていただいて本気で改革を考えてみる(同様にして「産」などでも)
  • 研究者も投資家もその他の参加者も一緒の場で、何かのスタートアップを作ろうとしてみる
  • 研究者もメディア関係者もその他の参加者も一緒の場で、科学コミュニケーションのビジネスをはじめてみようとしてみる
  • 定期的に、5人程度や50人程度などの様々な規模で「何をするのか」を議論する
  • 本格的な始動を2024年の秋に想定し、その前段階の会を企画しています。 学生、教員、研究者、投資家、企業の方々、官公庁の方々、その他どなたでも歓迎です。 全員に対して、他では得られない人的ネットワーク、およびそれによる情報が得られると考えられます。

    背景と目的

    日本、そして関西は、非常に高いポテンシャルを持っているにもかかわらず、世界に目を向けると科学技術や経済においてあまり良い状況にあるとは言えません。 このままでは近い将来に大変なことになる、というほうが適切かもしれません。 産学官民、皆が皆にとって必要で、誰を見ても一人一人は非常によく頑張っているのに、『うまく声が届かない、努力が空回ってしまう、 総じて皆がうまくいかない』、なんていうことにはなってないでしょうか?

    別に日本や関西のことなんか考えなくても、 一人一人が自分のために頑張って、その努力が実り、 ついつい人々の有機的な連携で1+1が2をはるかに超えて、皆がうまくいく。 そんな社会のエコシステムを発達させることで、起死回生をはかりたいです。 なお、もちろんこれまでも数多の試みが実施されてきていますが、簡単に解決できるものではありません。 私達も、そのような試みに加わり、そして私達だからこそできる異なる角度からの協力をします。

    本プロジェクトでは、産学官民、というよりもむしろ単に色んな人が一体となったボトムアップ文化形成を楽しく実現します。 文化形成には、プロがよく考えたうえで、「お金を与えるからこういう文化を作りなさい」、 「はい、わかりました、作ります」というトップダウンの戦略は効果的かもしれません。 しかし仮にこの戦略が最適であったとしても、それだけでは問題も見えてきています。 一方で、もしかしたら、現在では出会うことのハードルが高い様々な人たちが集まり、 「こうしていきましょう」や、さらには、「いやいやむしろ、こうしたほうが面白いのではないか?」、 のように議論しながら走っていくボトムアップの戦略も並行されることで、 既存のトップダウン戦略と合わせて、より効率的に、より楽しく、より素晴らしい文化になるかもしれません。 この後者(ボトムアップ)を、本プロジェクトは推進します。 つまり、様々なトップダウン戦略を下からサポートするような役割でもあるし、次のトップダウン戦略の方向性に影響を与えることになるかもしれません。

    本プロジェクトがボトムアップによって形成されたらいいなと想像している未来の文化というのは、 例えば、誰にとっても科学は科学者だけのものではないことが当然になる文化や、誰もがもっと新しい仕事や価値の創造に挑戦できる文化です。 そして、 誰もが意見を聞いたり議論しあったり勉強出来たり投資したり出会いを見つけたりといったことが、今よりもずっと身近で、簡単にできる文化です。 このような文化が形成された未来というのは、経済的な豊かさがあるだけでなく、きっと楽しいものでしょう。 そして、その文化形成にむけての努力プロセスもまた、楽しいものであると信じています。

    関西は、特にいま、大阪万博2025目前です。 例えばオリンピックやワールドカップなどを見て、興味を持つ人やあこがれる人が増えることで、日本のそのスポーツのレベルが向上されるということは想像できます。 同様に、この万博は、日本の科学技術・人文社会・政治経済のレベルを向上するチャンスだと考えられます。

    今のところ目標として、つまり話しあうネタ(議題)として、『関西のスタートアップ数が5年で5倍に増えるにはどうしたらいいか?』というものを考えています。 これは成功すれば日本や関西の状況が良くなるでしょうから、多くの人が間接的に利益を得られるし、このネタだと話が尽きないと思います。 といっても、本プロジェクトが直接関与するというよりは、既にある様々な取り組みを応援するなどにより、結果として「5年で5倍」に間接的に寄与するというのが最も効果的だと考えています。 なぜ間接的かというと、本プロジェクトの「皆」は、集まって議論するという情報交換やネットワーキングのプロセスが利益なのであって、別に「5年で5倍」を達成したから褒められる人たちでもないでしょうし、 とはいえ誰であっても「5年で5倍」が達成されれば間接的に利益があるだろうからです。 なお、最初からビッグビジネスでも、自営業などのスモールスタートでも、最終的に世界市場を狙うものを意識して、議論したり、応援したりするのが良いかなと思われます。

    いずれにしても、上記のことすら議論によって変わり得ますし、なんにしても『アソコに行けば面白い人とであえて何かが起こる』と誰もが感じる場所を作ります。 そして、イノベーションを恒常的に起こし続ける広い意味でのエコシステムを形成し、文化的にも経済的にも豊かで発展し続ける文化形成に寄与します。

    関連情報

    記事: 大阪大学がうめきた2期地区開発プロジェクト(グラングリーン大阪)へ進出 --「大阪大学みらい創発hive」プロジェクト~先端技術と共に歩む、未来社会の創造と革新
    https://digitalpr.jp/r/77440

    拠点・連絡先

    • 活動拠点(予定)

      グラングリーン大阪などの大阪駅周辺


      連絡先

      CiNetうめきた準備会 担当
      細田 一史
      CiNet 主任研究員
      (兼:神戸大学 教授)
      (兼:大阪大学 招へい教授)
      hosodak at nict.go.jp